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東京大学理科一類 合格体験記 (SEG)

2015年03月22日

2022年5月21日記:この文章は、2015年の3月に東大の理一に合格した1週間後くらいに、当時通っていた塾のSEG(科学的教育グループ)に提出する合格体験記として執筆したものです。 こないだ、これがきっかけで連絡してくれた後輩がいてとても嬉しかったのですが、もしかしたら今でも参考にしてくださる方がいるかもしれないと思ったので、書いてからもう7年経ったいにしえの文章ですが、本ブログに掲載しておくことにしました。

尚、この記事のタイムスタンプは執筆時期である2015年3月にしてありますが、ブログへの掲載開始は2022年5月です。ご了承ください。

以下、原文ママ


   
出身校 私立 学習院高等科(2015年3月卒)
進学先 東京大学 理科一類
他の合格大学 早稲田大学 基幹理工学部 学系Ⅱ
  慶應大学 理工学部 学問Ⅰ

私の勉強法一挙公開!

テーマ:SEGにいた期間の勉強法

SEGにいた時期、自分がどのように勉強していたのかをまとめてみた。情報の密度濃し。

まず、受験生と呼ばれるようになる高3になる前までに、どのようなことをしていたのか紹介する。中2でSEGに行き始めたきっかけは、「友達も行っているから」程度のもので、当時の自分は大学についてさえ殆ど考えていなかった。中学生の時、SEGの数学の授業はほぼ受けっぱなしで、クラス分けテスト前など時々ノートを見返す、という程度だった。それほど数学ができるわけでもなかった。高校生となり、ノートとは別に、ルーズリーフに数学の授業の内容を簡潔にまとめる、ということを始める。その際、一旦自分の中で消化する必要があるので、内容がよく理解できる。少し手間のかかる作業ではあるが、自分向けの参考書を作るようにすることで、扱ったことが頭に残りやすくなると思う。この時期も、やはり問題を多く解くようなことはせず、理解すること自体を重視していたように思う。受験生となると、それまで身につけてきたことを応用することが求められるため、しっかり土台を築けたこの作業は良かったと思う。高2から受け始めた理科についても、同様に授業のまとめをしていた。また授業以外にも、学んでいる科目により深く接するようにしていた。例えばQuick Graphというグラフ計算機のアプリを使って関数を調べたり、物理現象の動画を見たり、興味の赴くままに手を伸ばしていた。

基本的に学校の授業は真面目に受けていた。理系科目はSEGとはカリキュラムがずれていたため、SEGの予習や復習として使っていた。また、古典は学校でしっかり勉強+少しの参考書で十分だと思う。(現代文は最後までよく分からなかったが)

以下は受験生となってからについて書く。春期講習に予習なしで授業に臨んだ時、全然授業に追いつけないことを痛感し、一学期の間は必死に予習を行った。特に数学の場合、手強そうな問題も、数日間かけてじっくり考えていると解法が思いつくこともあり、面白かった。解けずとも、授業で解法を紹介された時の理解度が全然違う。また、「操作や考え方を頭だけで考えられるようにする」ということをしていた。例えば、授業の帰り、電車内で頭を振り絞って問題の考え方や操作を脳内でリプレイしようとしたり、寝る直前に問題を考えたりした。SEGで扱う問題は、他の問題に応用できる考え方が満載なので、このエクサイズによって色々な問題の解法が一瞬で思いつくようになる。(と期待していた)今振り返ると、二学期以降はもう少し他の問題にも手をつけた方が良かったと思う。特に化学は大量に解くほど問題に慣れ、速く解けるようになるようなので、参考書に手をつけても良かったかもしれない。結局、時間の制約もあり、理系科目は殆どSEGの教材しか使わなかった。また、受験生時代は、重要点や、間違えた点・分からなかった点は教科書・ノートの表紙に書き込むようにしていた。特にクリーム本はあらゆるところに書き込み、もはや耳なし芳一状態だった。(見せると多くの人には引かれる)

受験は、自分にとって最適な勉強法を確立するのが重要だと思う。ここに書いてあることがそれの助けになれば幸いだ。



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